オンライン英会話の中でも、フィリピン人以外の先生を選択できるケースがあります。多国籍の講師が在籍しているオンライン英会話の場合、さまざまな国の人とレッスンを体験することができるため、非常におすすめです。

そうしたとき、フィリピン人以外の先生としては2番目に多い国にセルビアがあります。セルビア人の次に多いのがボスニアという印象です。

セルビアはヨーロッパに属する国であり、白人の先生が講師になります。そのためアジア人以外の先生とレッスンを受けたいときに最適です。

また英語力も高いため、セルビア人の講師について積極的にチャレンジするといいです。ここでは、「なぜセルビア人とのオンライン英会話は最適なのか」を解説していきます。

セルビアはどこにある?簡単な概要を理解する

オンライン英会話でフィリピン人の次に多い国籍の講師がセルビア人です。ただ、日本人にとって「セルビアってどこ?」と考える人が多いです。

ヨーロッパの場合、知っている通りドイツやフランス、イギリスなど西ヨーロッパに経済力の強い国がたくさんあります。一方で東ヨーロッパは小国が多く、そこまで経済は発展していません。セルビアはそうした東欧に属する国になります。

地図上の位置関係としては以下になります。

オンライン英会話に在籍する講師数として非常に多いセルビアですが、旧ユーゴスラビアの一部でした。また、隣国のボスニア(ボスニア・ヘルツェゴビナ)もオンライン英会話での講師がセルビアの次に多いですが、同じく旧ユーゴスラビアになります。

日本やフィリピンについては、人口が1億人以上であり多くの人がいます。ただ、セルビアは人口が700万人ほどになります。つまり、日本やフィリピンに比べて人の数が圧倒的に少ないのが現状です。それにも関わらず、多くの講師がいるのです。

以下のように、オンライン英会話でヨーロッパの講師を検索すると、ほとんどがセルビア人になります。

人口が非常に少ないにも関わらず、多くの英語講師が在籍しているヨーロッパ系の国がセルビアだといえます。

セルビア人からイギリス英語を習う

このとき、フィリピン人だけでなくセルビア人からも積極的にオンライン英会話を習うことをおすすめします。理由は単純であり、異なる種類の英語を学べるからです。

フィリピンはアメリカの植民地であったこともあり、アメリカ英語を扱います。世界の標準はアメリカ英語であるため、フィリピン人からアメリカ英語を学ぶことは非常に優れているといえます。

ただ実際のところ、英語を使うにしてもアメリカ人と話をするとは限りません。むしろ、英語人口のうちネイティブはわずか25%ほどに過ぎず、ノンネイティブと会話する機会のほうが多いです。そうしたとき、イギリス英語を含めていろんな英語に触れておくといいです。

基本的にヨーロッパの人が扱うのはイギリス英語です。イギリス自体がヨーロッパに属しますし、イギリスはかつて植民地が多かった大国であるため、イギリス英語を話すノンネイティブが非常に多くなっています。

こうした理由から、フィリピン人によるアメリカ英語に限らず、ヨーロッパ系の人と会話することでイギリス英語についても学ぶと効果的です。

セルビアの美男美女で英語力が高い理由

なお、ヨーロッパ系の白人なので中にはイケメンの先生がいたり、セルビアの美女がいたりします。私自身は男性であるものの、セルビアのイケメン男性講師をメインに教えてもらっています。彼の英語力が非常に高く、教えるのも上手だからです。

彼がイケメン男性ではなく、セルビアの美女であれば私のモチベーションはもっと上がっていたかもしれません。ただ、あくまでも目的は「英語を学ぶこと」であるため彼にレッスンをお願いし続けています。

さて、ドイツ人やスペイン人などが英語を話せるのは特に驚くべきことではありません。英語と文法が似ており、単語についても酷似している点が多いです。そのため、彼らが英語をマスターするのはそこまで難しくありません。

ただセルビア語はロシア語に似ており、英語とは違います。また、セルビアはフィリピンとは異なり、英語が公用語ではありません。それでも多くの人が英語を話せるのは、豊かさを求めるためには英語が必須だからです。

日本人は内向的な人が多く、日本国内だけで完結しようとします。これは日本の経済力が高く、仕事をするにしても日本語だけで困らないからです。

一方でセルビアだと経済情勢が悪く、失業率が30%ほどと高いため、母国ではなく別の国で働こうと考える人が非常に多くなります。そのためフィリピンのように学校の授業がすべて英語というわけではないものの、自ら努力することで多くの人が高度な英語を話せるようになっているのです。

日本語だけでも生活できる日本人とは異なり、英語を自ら勉強しなければ豊かになれないハングリー精神から、彼らは英語力が高いといえます。

・日本人と異なり、発音などでは困らない

なお、私は実際にオンライン英会話を利用していることから、セルビアの先生に「なぜセルビアには英語を話せる若者が多いのか?」と聞いたことがあります。これについて、先ほど説明した経済的な理由だけでなく、発音などに困らないことがあるようです。

知っている通り、日本語と英語は発音がまったく異なります。ただ、「セルビア語と英語を比べたとき、単語や文法などは異なるものの、セルビア語は発音がニュートラルであり、英語の発音で困ることはない」と教えてくれました。

やはりヨーロッパに属する国であるため、日本語よりも英語との共通点が多く、英語を学ぶのは容易のようです。

オンライン英会話でも彼らの給料は問題ない

参考までに、セルビアでは時給水準が低く100~150円ほどになります。またバイトではなく、普通に働いている人であっても平均月収は4~5万円ほどです。日本だと平均月収は約36万円であるため、8分の1ほどの給料になります。

こうした現状のため、フィリピン人講師と同じようにセルビア人の先生についても安い給料が可能となっているのです。

オンライン英会話については、私たちが支払うのは「毎日、休まずに受講した場合だと1回25分で200円」ほどになります。つまり、50分(1時間)で400円です。

そうしたとき、セルビア人などのノンネイティブが受け取るお金は1回25分で130円ほどです(為替の変動はありますが、ザックリこれくらいの金額です)。そのため、50分(1時間)だと時給260円です。つまり、彼らにとってオンライン英会話の仕事はそこまで悪いわけではないと分かります。

仮に1日10時間を月20日で働いた場合、以下のようになります。

  • 時給260円 × 10時間 × 20日 = 52,000円

英語を話すことができれば、若い人であっても「普通に会社員として何年も働いている人」と同じ金額を稼ぐことができます。そのため、オンライン英会話でセルビア人の講師がたくさん在籍しています。

・オンライン英会話だと働きやすい

なおセルビアの先生に質問したとき、給料についても同時に教えてくれたわけですが、仮にセルビアで英語講師として働くとなると「いまオンライン英会話からもらっている給料の半分以下になる」と教えてくれました。

そのためセルビアで英語に堪能な人だと、セルビア国内の英語教室で働くのではなく、オンライン英会話で日本人を相手に教えたほうが圧倒的に優れるようです。

またわりといい企業で働いたとしても、先に述べた通り月5万円ほどの月収であり、オンライン英会話の講師をしたときと年収は変わりません。それなら、「時間や場所に関係なく自由に働けるオンライン英会話の講師のほうがいい」と話してくれました。

クールだが、ジョークは大好き

ちなみに、国によって人の大まかな性格は異なります。例えば日本人だと、私を含めて内気な人が多いです。一方でフィリピン人だと、非常に明るい性格の人が多いです。

実際にフィリピン人の先生だと「Hi! How are you doing today!!!!」という感じで話しかけてきます。

それに比べると、セルビアの先生たちはクールな印象です。「Hello. How are you.」という感じです。言葉では表しにくいですが、多少は伝わるでしょうか? いずれにしても、フィリピン人講師よりはテンションが抑えられるようになります。

ただ、ジョークは大好きです。白人だからかどうかは不明ですが、ジョークが好きな先生は多いため、特に冷たいわけではないです。そのため、ヨーロッパの先生といって身構えるのではなく楽しくレッスンを受けるといいです。

オンライン英会話でセルビア人のレッスンを受ける

失業率の高い貧しい国の人々について、どうしてもハングリー精神から語学を勉強するケースが多くなります。アジアでも観光地だと、日本人客をつかまえるためにわりと流ちょうな日本語で話しかけてくる現地人がそれなりにたくさんいます。言葉は悪いですが、これと同じ感覚だと考えるようにしましょう。

セルビアでは人口が少ないにも関わらず、多くの人で英語を扱えるのは、生活の貧しさという理由もあるのです。

ただ私たち日本人にとってみると、「現地の高学歴なセルビア人とのレッスンを受けることで、英語力を磨ける」というメリットがあります。そうしたとき、美男美女のヨーロッパ人とレッスンを受けられるオンライン英会話としては以下があります。

DMM英会話

多国籍の講師が在籍しているオンライン英会話の代表としてDMM英会話があります。セルビア人がたくさん先生として在籍しているものの、セルビア人に限らず非常に多くの国籍の中から先生を選ぶことができます。

また国籍の数が多いことから、24時間でレッスンの受講が可能です。例えば、セルビアと日本では時差が8時間あります。そのためフィリピン人講師とセルビア人講師だけで考えても、24時間いつでも受講できる体制が整えられていることが分かります。日本の真夜中でも、セルビアは夕方くらいなのです。

セルビア人を含め、お気に入り講師の先生を見つけつつも、予約によって毎回優れたレッスンを受けたい場合はDMM英会話が向いています。

ネイティブキャンプ

大手のオンライン英会話であり、セルビア人を含め多くの国の講師が在籍しているオンライン英会話がネイティブキャンプです。

「6,480円ほどの定額料金により、何度でも受講したい放題」というのがネイティブキャンプの特徴です。そのため講師の予約はせず、毎回別の先生との受講にてレッスンを受けるのが基本です。ただ、制限なしに何度も受講したい人にとっては最適です。

また、すき間時間ができたときにレッスンをすぐに受けられるため、特定の時間を決めず予約なしで受講したい人にも最適です。