既にオンライン英会話のレッスンに慣れている人なら問題ないですが、「これから英語の勉強を開始する」「オンライン英会話の初心者」という人の場合、とっさの英語表現として何を言えばいいのか分からないケースがあります。

そうしたとき、事前に知っておくと非常に便利なフレーズがあります。よく使う言葉を理解していれば会話するときにスムーズです。

なお、よく使う表現について調べようとすると、ほとんどのケースで「実際には使わない表現集がいくつも羅列されている記事」が非常に多いです。

そこで、ここでは「私が実際にオンライン英会話を利用している中で、頻繁に活用している例文集」だけを紹介していきます。毎回のオンライン英会話で用いる役立つフレーズ集のため、必ず確認するようにしましょう。

オンライン英会話のレッスンで最もよく使う言葉一覧

あなたがオンライン英会話でのレッスンを開始するとき、必ず事前に学んでおくべきフレーズ集が3つあります。この3つを理解せず、オンライン英会話を受講するのは微妙です。毎回のオンライン英会話で何度も利用するようになるからです。

具体的には、以下の3つになります。

  • Sorry?
  • Just a second.
  • Please type it.

それぞれのよく使う言葉について、「なぜ事前に理解するべき言葉なのか」についてより詳しく解説していきます。

分からないとき、聞き返しで使う「Sorry?」

英語の上級者ならいいですが、初心者や中級者だと講師が言った英語を理解できないことが何度もあります。講師が言った英語について、分からないときは聞き返さなければいけません。そうしたとき、「Sorry?」と言います。

実際のネイティブについても、Sorryという聞き返しの言葉は頻繁に使います。便利なフレーズなので、あなたについてもオンライン英会話で何度も「Sorry?」と発することになります。

日本の教科書では、分からないときに聞き返すフレーズとして「Pardon?」と習います。ただ、ネイティブやノンネイティブを含め私はいまだかつてこの言葉を聞いたことがありません。つまり、ほぼ使われない表現になります。

そのため、分からないときは必ず「Sorry?」という言葉を使い、聞き返すようにしましょう。学校では絶対に教えてくれませんが、実践的な英語を話すことを考えたとき、外国人がどういう表現をするのか理解しなければいけません。

なお、もう一度言ってほしいときの表現として以下の例文集を掲載している人もいます。

  • Could you explain that again?
  • Could you say that again?
  • Do you mind repeating that?

ただ正直なところ、覚える意味はありません。文章が長くなるだけなので、ネイティブを含め固い状況でしか利用されないからです。そのため、「Sorry?」で何も困りません。

役立つフレーズの「Just a second.」

また、同じくオンライン英会話で何度も利用する言葉に「Just a second.(少し待ってください)」があります。

オンライン英会話で話をするとき、英語で話をするにしてもすぐに英語が口から出てこない場面が頻繁にあります。そうしたとき、沈黙したままの状態は微妙です。そのため、考えるための時間が欲しいときに「Just a second.」という言葉を使います。

また知らない単語をその場で翻訳機を使って調べるときにも、こうしたよく使う表現を講師へ伝えることになります。なお、他にも以下のような表現が存在します。

  • Can you hang on a second?
  • Give me a minute please.
  • Please wait a minute.

少し待ってほしいときについて、いろんな例文があります。ただ、「Just a second.」が最も簡単です。さらに、ネイティブを含め多くの人が利用する言葉であるため、これからオンライン英会話を開始するとき、「Just a second.」だけ活用すればいいです。

チャットボックスに書いてもらう「Please type it.」

英語を学ぶことになるため、知らない単語に出会う機会はたくさんあります。そうしたとき、チャットボックスを使って講師が何と言ったのか書いてもらうようにしましょう。またチャットボックスであれば履歴が残るため、後で単語やイディオムを覚えなおすこともできます。

このときに役立つフレーズが「Please type it.(チャットボックスに書いてください)」になります。同じように、オンライン英会話では毎回のように利用するようになります。

聞き返すとき、先ほどのように「Sorry?」を頻繁に使います。ただ、知らない単語が出てきたときについて、聞き返したとしてもその単語自体を知らないため、理解することはできません。そこで、スペルを書いてもらうのです。

チャットボックスの言葉について、その場で英語翻訳機を使って意味を調べてもいいし、講師に意味を説明してもらってもいいです。いずれにしても、チャットボックスに書いてもらうためのフレーズを覚えておくようにしましょう。

知っておくといい、よく使う表現

ここまで述べた3つのよく使う表現さえ理解していれば、基本的には問題ありません。覚えることが多すぎても結局のところ実践の場で使えないため、最も重要な3つの役立つフレーズを真っ先に理解しましょう。

ただ、他にも覚えておいたほうがいい便利なフレーズもあります。これについては、以下のようなものがあります。

  • Could you speak more slowly?
  • What does 〇〇 mean?
  • I see. や I understand.

どのような表現なのか解説していきます。

初心者に便利なフレーズ「Could you speak more slowly?」

特に初心者の場合、たとえ相手がノンネイティブであっても通常と同じ会話スピードで話をされると、英語を聞き取ることができません。そうしたとき、それなりに「ゆっくりでの発音」に調節してもらう必要があります。

そうしたとき、中級者以上であれば利用することがないものの、英語初心者であれば「Could you speak more slowly?(ゆっくり話してください)」と伝えるといいです。

英語について、聞き取れない状態というのは「自分で英語を話すことができない状態」ともいえます。事実、「How old are you?」「Excuse me?」などの英語であれば、ネイティブから発せられた言葉だとしても理解できると思います。これは、あなたがこれらの言葉を扱えるからです。

しかし初心者の場合、自分で正しく発音できる言葉の数が少なく、結果的に聞き取りが困難になりやすいです。そこで、オンライン英会話を開始した初期はゆっくり話をしてもらうようにしましょう。そうして、どういう発音なのか理解しながら学んでいけといいです。

よく使うフレーズの「What does 〇〇 mean?」

また、Please type it.(チャットボックスに書いてください)と同じように覚えてほしいよく使うフレーズとして「What does 〇〇 mean?(〇〇はどういう意味ですか)」があります。

講師とオンライン英会話でレッスンを続けていると、分からない表現や意味が頻繁に出てくるようになります。そうしたとき、チャットボックスに書いてもらうだけでなく、「What does 〇〇 mean?」と講師に意味を説明してもらうといいです。

なおオンライン英会話を学習していると、講師に「学んだ内容が合っているかどうか」を確認する場面も出てきます。講師が説明してくれたことについて、「つまり、こういうことか?」と聞き直すのです。

そうしたとき、最後に「Is this correct?」「Is this right?」を付け加えることが多いです。「これで合っていますか?」という意味になります。役立つフレーズであるため、事前にセットで覚えておくといいです。

理解したときの返事で使う「I see. や I understand.」

こうして講師に説明してもらったら、理解できたことを伝えるようにするのが基本です。そうしたとき、理解できたことを示すよく使うフレーズが以下になります。

  • I see.
  • I understand.
  • I get it.

これについて、どれを利用しても問題ありません。実際の英会話では、どれも頻繁に利用する言葉になります。

長文ではないですし、意味も簡単で覚えやすい表現だといえます。そのため、「理解できました」と相手に伝えるとき、先に記した「I see.」「I understand.」「I get it.」についてはすべて覚えてしまって問題ありません。

最初の挨拶でよく聞かれるフレーズ集や返事の方法

ここまでよく使う言葉の例文集について、本当の意味で頻繁に利用する表現だけに絞って解説してきました。

ただ、実際のオンライン英会話では最初の挨拶が必ずといっていいほど入るようになります。特に初心者の場合、事前に挨拶で聞かれるフレーズ集や返事の方法について理解しておけば、オンライン英会話の実践の場においてスムーズです。

なおオンライン英会話の最初に聞かれるのは「Hello. Good evening.」などになります。そこで、オウム返しで回答するといいです。

また、次に聞かれるのは「Can you hear me?(声は聞こえますか)」などになります。こうしたときについては、「I can hear you.(聞こえますよ)」などのように返答するといいです。

このとき、初心者が混乱しやすい言葉として、次に聞かれる「How are you?」があります。学校の教科書にあるように「I’m fine thank you, and you?」と回答するのは絶対にやめましょう。このような表現をする人などいません。

あなたも日本語で「今日はどうですか?」と聞かれたとき、「問題ないよ。そういえば、今日は映画館に行ってさ……」などのように会話すると思います。同じように、「Good. And I watched movie with my family today.」と話を続けると会話が膨らみます。

「Pardon?」と同じように、ネイティブが使わない英語を話さないためにも、どう返答すればいいのか事前に簡単な流れを把握しておくといいです。

・自己紹介の内容は考えておくべき

なお、同時に挨拶では自己紹介の内容を考えておくようにしましょう。自己紹介については、決まりきった便利なフレーズは存在せず、あなた自身が内容を考えておく必要があります。

本来、オンライン英会話は「アウトプットを継続することで英語が口から出てくるようにレッスンし、語彙力を高める」ことを目的として行います。そうしたとき、自己紹介は初心者にとって重要なアウトプットの機会の一つになります。

事前に「どのようなことを伝えるのか」について英文を考えておいても問題ないため、自己紹介の内容を考えておくようにしましょう。

よく使う便利なフレーズを活用する

便利なフレーズ一覧について、特に初心者のうちはここまで述べた数個を理解しておけば問題ありません。たくさん覚える意味はないですし、実際のところ利用する表現は少ないです。

非常に多くの例文集を一覧で掲載しているサイトはあるものの、それらを覚えるのは確実に時間の無駄です。そうした時間があるなら、必要最低限の表現例文を理解したうえでオンライン英会話を活用し、レッスンで学んだことを復習したほうが効果的です。

ここまでに掲載した、よく使うフレーズを理解さえすれば、オンライン英会話では何とかなります。私についても、決まり文句は今も昔もここに記載したフレーズしか使ったことがありません。

フレーズ集とはいっても、正直なところ難しくはなく、どれも簡単だといえます。そこで必要最低限のフレーズ例文について一覧で覚え、英語力を磨くために外国人とのレッスンを開始するようにしましょう。これにより、後は学習を続けることで確実に英語力が伸びていくようになります。