多くの大学生はお金がないものの、時間は非常にたくさんあります。そうしたとき、多くの大学生は遊びまくっているものの、あなたについては将来のために勉強しておくと、大きなプラスになります。

そうした中でも、英語を話せることはその時点で大きな武器になります。いまの時点では英語能力がゼロであっても問題ありません。私についても、最初は英語能力ゼロの段階から勉強を開始して、英語を話せるようになりました。これは、全員が通る道でもあります。

ただ大学生が英語を学ぶとはいっても、どのように勉強すればいいのか分かりません。そのため私もいろんな勉強方法を試しましたが、最終的にオンライン英会話に落ち着きました。単純に「コスパ最強」だからです。

もちろん、オンライン英会話の特徴について理解したうえで利用しなければいけません。そこで学割を含め、「大学生がどのようにオンライン英会話を利用すればいいのか」について解説していきます。

社会人で英語は非常に役立つ

あなたが思っている以上に英語は役立ちます。これは、商社・貿易会社や英語教室など分かりやすい業態以外でも広く英語能力が必要とされます。

例えば、私は社会人として医薬品業界に勤めていました。製薬業界であるため、非常に高年収を実現できる業界でもあります。このとき製薬会社の中でも、以下の職種については高度な英語能力が要求されます。

  • 開発職(CRA)
  • 薬事
  • マーケティング

どれも年収1,000万円以上が可能な職種です。ただ、誰でもこの年収の実現が可能なわけではありません。英語能力が高くなければ重要な仕事を任されることはなく、ほどほどの人生で終わることになります。

例えば以下は、就職ではなく中途採用の求人にはなりますが、武田薬品工業から出されている募集要項です。

このように医薬品の開発職を募集しており、英語能力は必須になりますが、想定年収は最初から700万円からのスタートです。

私の場合は医薬品業界で勤めていたわけですが、当然ながら製薬会社に限らず、他のあらゆる業界で英語能力が必要とされます。もちろん英語が必要ない事業形態はたくさんあるものの、あなたに語学力が備わっているだけで輝かしい将来の幅が広がるようになるのです。

・ドイツ語でもフランス語でもなく英語

このとき大学生が学ぶべきは、ドイツ語やフランス語など、他の言語ではなく必ず英語です。実際に社会に出て外国人と話せば分かりますが、例えばドイツ人は英語が上手です。英語さえできれば、英語ネイティブでなくてもコミュニケーションを取れるのです。

英語を話せるのは、あなたが社会に出るときに、「圧倒的に有利に働く」と考えるようにしましょう。

受講料が高い英会話教室は向いていない

そうしたとき、当時の私は理系学生でしたが、大学の研究では英語論文を読む必要があり、製薬業界を狙っていたので「社会人では英語が必要になる」と既に分かっていました。そこで、当時は大学の生協へ行って英語に関する本で学ぶことを開始しました。

ただ、いわゆる「勉強」なのでまったく面白くありません。そのため、当時はすぐに挫折したわけです。

そこで強制力を付けるために英会話教室へ通うことを検討しました。ただ、授業料は非常に高額でした。以下のような感じです。

一般的に英会話スクールだと、1回45分ほどの受講で7,000円(税別)程度の費用になります。32回を受講するとなると22万4,000円(税別)の金額です。参考までに週2回を通い、4ヵ月が経過したら32回の受講が終了してしまいます。

当然、わずか4ヵ月で英語を扱えるようになるとは思えず、金額が高額すぎるため、学生だった私は無理でした。もっといえば、製薬会社で勤務していてそれなりに高給取りであった頃でも、さすがに4ヵ月で22万円以上のお金が消えていくのは厳しいです。

お金のない学生でもオンライン英会話はコスパ最強

そうしたとき、当時の私と同じように「大学受験のような机に向っての勉強はもういや」「お金がなく貧乏」という状況の大学生は多いと思います。私は社会人になった後も英語の勉強法について苦労したわけですが、前述の通りオンライン英会話に落ち着くことになりました。

まず、オンライン英会話はレッスン料が非常に安いです。実際のところ、英語学習は数ヵ月ほどで身につくことはあり得ません。長く続ける必要があります。そのため値段は非常に重要ですが、オンライン英会話は格安にて毎日利用できるという利点があります。

例えば、以下は大手オンライン英会話での料金設定になります。

このように、毎日受講したとしても「毎日25分で月6,480円、毎日50分で月10,780円」の金額です。オンライン英会話ではフィリピン人講師など、物価の安い国の先生が相手になるため、毎日の受講でもこうした低価格を実現できるようになっています。

また教科書を読むだけのつまらない勉強ではなく、「口から言葉を発する」という積極的なアウトプットが可能です。そのため勉強の効率がいいです。さらには時間がたくさんある学生にとって、毎日の受講は魅力的だといえます。

参考までに、私の場合は「毎日2回(50分)のレッスン」でオンライン英会話を利用しています。毎日50分の特訓を実践していますが、英会話教室に比べると圧倒的にコストパフォーマンスがいいです。

・ネイティブは必要ない

なお、ネイティブプランを選んでもいいですが、レッスン料が高額であり少なくとも学生には必要ありません。オンライン英会話ではフィリピン人やセルビア人などが講師として在籍していますが、そうした先生で十分だからです。

また実際に社会人になれば分かりますが、英語を仕事で使うにしても、ノンネイティブ(英語を第二言語とする国々の人たち)と話をするケースのほうが多いです。もちろん業態や会社の方向性にもよりますが、貧乏学生が頑張って高いお金を出してネイティブプランを選ぶ意味はありません。

・6ヵ月ほど続けてみよう

そうして、少なくとも6ヵ月は毎日続けてみるようにしましょう。さすがに試験期間中はレッスンを一時ストップしなければいけないものの、それ以外はレッスンを続けるのです。

どの講師も共通して言いますが「6ヵ月ほど頑張れば成長を実感できる」といいます。これはその通りであり、きちんとアウトプットを続ければ大幅な成長を実感できます。

英語を話せるだけで就職に圧倒的有利

なお、時間がある大学生のうちに英語能力を磨いておけば、就職活動において圧倒的に有利になります。外資系企業は当然として、あらゆる大手企業から欲しい人材だと認知してもらえます。

知っている通り、ほとんどの日本人は英語能力が低いです。そうしたとき、中途採用であればそれまでの経験が重視されるものの、新卒就職だと社会人経験などないため、どれだけのポテンシャルがあるのかが重要になります。

そうしたとき、英語を話せるだけでポテンシャルがある」と判断してもらえます。「英語を話せるようになるには、それなりの努力が必要だ」と誰でも分かるからです。また英語を必要とする職種であれば、それだけで仕事になじみやすいです。

なお、既に就職先が決まっている人であっても、いまからオンライン英会話で英語能力を伸ばすのは大きな意味があります。社会に出たとき、語学力があるだけで同じ入社年度の同僚よりもすぐに評価されるようになるからです。

TOEICを無視し、実践英語を学ぶといい

そうしたとき英語を学ぶに当たって、最終目標の違いにより大きく2つの道があります。以下の通りです。

  • TOEICで高得点を取れるようにする
  • 実際に英語を利用できるようにする

いくらTOEICで満点に近い点数を取れたとしても、まったく外国人とコミュニケーションを取れない人は腐るほどいます。TOEICの点数が高くても、実用的な英語能力はまったく伸びません。ただ、TOEICという評価基準でいうと、高い点数を取れるほど社会的に評価されるようになります。

一方でTOEICは無視して、実用的な英語を話せることだけに集中するという戦略もあります。この場合、外国人と問題なくコミュニケーションを取ることはできるものの、TOEICの点数アップには直結しません。

・おすすめは実践で使える英会話

ただ社会人として私の立場からいわせてもらうと、TOEICは無視しても問題ありません。それよりも、実践的な英語を使えるほうを重視しましょう。

いまの私の場合、英語を扱う仕事環境にいます。そうしたとき、他の人から「TOEICで900点以上です!」とアピールされても、残念ながらまったく響きません。仕事での英語には役に立たないからです。一方で外国人と問題なくコミュニケーションを取れる人なら、非常にありがたいです。

就職時の求人票には、「TOEIC700点以上を歓迎」などのように記載する会社は多いです。ただ本音をいえば、TOEICよりも実践英語を扱える人を圧倒的に欲しています。そのほうが仕事へすぐに役立てるからです。

こうした実情を理解したうえで、大学生は実践英語を学びましょう。そういう意味では、オンライン英会話は対面で外国人講師と会話し、アウトプットしながら勉強していくスタイルであるため、実践英語の学習に向いています。

なおTOEICの場合は、どちらかというとビジネスの場で非常に固い言葉を使った設問が多いです。また、細かい間違いについてテクニックを駆使して解くことに慣れていなければいけません。

それに対して、オンライン英会話は教材を使いながらも「政治、健康、ビジネスなど身近な出来事を通して学んでいく」というスタイルです。また会話によるアウトプット形式なので、TOEICリスニング問題は点数を伸ばすことができるものの、TOEICリーディングの点数は伸ばせません。

「オンライン英会話は実用的な英語能力を伸ばす手法だ」と割り切り、社会に出たときにすぐ応用できる力を身に着けるようにするといいです。

資格がなくても語学力のアピールは可能

ただ、「実践的な英語能力を伸ばすのが、社会に出たときに最も効果的」とはいっても、就職するときを含め、どのようにアピールすればいいのでしょうか。TOEICであれば点数という非常に分かりやすい指標があるものの、外国人と対等に会話できる能力については何らかの指標があるわけではありません。

しかし、当然ですがやり方を工夫さえすれば問題なく語学力のアピールが可能です。

例えば就職試験を受けるとき、必ず面接などで自己アピールをする場面があります。そうしたとき、伝え方さえきちんとすれば語学力があることを問題なくアピールできます。例えば、「外国人顧客がメインのコールセンターでバイトをしていた」「英語を教える先生をしていた」などです。

こうしたアピールであれば、TOEICの点数だけ無駄に高い人に比べて、「英語を扱える人材だ」と誰でも分かります。英語力をつけたあと、大学生ならそれを活かせる場で活躍することでアピール材料にするといいです。

学割は利用できるのか?

なお、大学生だとお金がどうしても乏しいため、気になる点として「学割を利用できるのか」があります。ただ、これについては学割を期待できないと考えるようにしましょう。

高額な英会話スクールだと、学割を用意していることがあります。またオンライン英会話の中でも、高級志向のケースだと学割があります。例えば、以下のようなオンライン英会話です。

このオンライン英会話だと、学割によって入学金が割引されています。しかし、このオンライン英会話は元々が高額であり、レッスン一回(60分)につき1,700円となります。また、なぜか毎月のサポート費用が4,000円もかかります。

ただ一般的な大手のオンライン英会話だと、先に示した通り学割に関係なく「毎日25分で月6,480円、毎日50分で月10,780円」などの値段です。また、入会金などもありません。そのため学割を気にすることなく、値段に対して優れたレッスン内容を提供してくれるオンライン英会話を選べば問題ありません。

下手に学割ばかり気にすると、無駄に毎月の費用の高いオンライン英会話しか選択肢がなくなってしまいます。そのため、学割を無視して利用するオンライン英会話を決めるようにしましょう。

大学生におすすめのオンライン英会話

生きた英語を学びたい大学生にとって、最も効率よく学習できる方法がオンライン英会話です。これは、以下の条件を揃えているからです。

  • 実際に外国人と会話し、アウトプットできる
  • 教材を元に学習し、マンツーマンで指導されるので教科書よりも効果的
  • 格安にて毎日の受講が可能

社会人になってしまったら時間の確保が難しくなります。ただ時間のある大学生であれば、オンライン英会話を利用することで英語力を身につけることができます。しかも、英語学習は何ヵ月も続けるのが基本であるため、格安でのレッスンが可能なオンライン英会話は最適です。

将来の就職に限らず、実際に社会人になった後も役立つのが語学スキルです。時間がたくさん余っているいまのうちに、早めに英語スキルを身につけましょう。そうしたとき、大学生にとっておすすめのオンライン英会話には以下があります。

DMM英会話

フィリピン人以外にも、非常に多国籍の講師が在籍しているオンライン英会話にDMM英会話があります。ノンネイティブの受講だと、毎日のレッスンでは以下の金額になります。

  • 毎日25分:月6,480円
  • 毎日50分:月10,780円

そのため、大学生であっても問題なく続けられる値段設定になっています。また非常に多くの国籍の人と会話レッスンが可能であるため、いろんな国の人の訛りを含めて勉強できるようになります。

さらには24時間で受講可能です。アルバイトが深夜になったとしても、帰宅後にオンライン英会話を受講することもできます。教材も豊富であり、大学生のうちから語学力を付けたいと考えている人にとっておすすめです。

レアジョブ

オンライン英会話の中でも、とにかく安い料金で受講したいと考えている場合、レアジョブがおすすめです。オンライン英会話の中では大手であり、しかも格安なので多くの大学生がレアジョブを活用して英語力を磨いています。

金額は以下のようになっています。

  • 毎日25分:月5,800円
  • 毎日50分:月9,700円

大手の中でも格安であるため、「講師はフィリピン人のみ」「受講時間は朝6:00~深夜25:00」などの制限はあります。ただ値段のメリットが大きいため、少しでも費用を抑えて受講したい大学生はレアジョブが向いています。

ネイティブキャンプ

格安オンライン英会話であるものの、いろんな国籍の講師と24時間いつでもレッスン可能なのがネイティブキャンプです。金額については、以下で固定です。

  • 月額6,480円

最大の特徴は「何度でも受けたい放題」なことです。つまり、月額料金さえ払ってしまえば、1日のうち何度受講しても問題ありません。1日のうち、受講上限が設けられているわけではない珍しいオンライン英会話です。

そのため大学生で時間が非常にたくさんあり、1日のうち何度も受講したいと考えているのであれば、ネイティブキャンプがおすすめです。講師の予約やネイティブ講師の利用となると別料金が必要になるものの、そうでない場合は追加料金なしで受講したい放題のオンライン英会話になります。